雛人形について
雛人形の由来、詠春の雛人形について、衣装一点物についてのご紹介です。
雛人形の由来、詠春の雛人形について、衣装一点物についてのご紹介です。
平安王朝時代の宮廷貴族達の生活に「ひいな」という人形の遊びがあった。「ひいな」という言葉は「雛」の古語で鳥の雛などの例のように「小さくてかわいらしい」という意味がそのままこの雛人形のもとの名称になったとおもわれる。
「人形」が「にんぎょう」と呼ばれるようになったのは、中世からのことである。
千年以上昔は「ひとがた」と呼ぶ人間の形をしたものを紙や草で作り信仰やまじないの用具とした。
三月上巳(三月初めの巳の日)にはこの「ひとがた」で自分の体をなでて身のけがれや禍いをはらいそれを「ひとがた」に移し代えて川や海に流し捨てた。
人間の身代わりにするので「かたしろ」とも言ったこの「かたしろ」流しが「雛流し」となり、さらに節句行事のひとつになった「かたしろ」の代表的なものに「あがつま」と「ほうこ」がある。
どちらも幼児用の「かたしろ」だがこれは流し捨てるものではなく身近なところに置いて禍いをこれに移し負わせるためのものとした。
それが時代とともに徐々に現在でいう雛人形となっていた。室町時代になると信仰用具から哀願、観賞用になり、江戸時代には工芸的にも優れた作品が生まれてきた。
詠春の雛人形は、受注生産品と量産品とがあります。
受注生産の1点限定品は、構想をもとに桐塑にて頭・胴体の形を作っていきます。頭は昔からの伝統的な作り方で何種類もの胡粉で仕上げる本練り作りです。髪の毛も書き毛にて仕上げています。
胴体の部分は丁寧に成型後、小刀で衣裳の線、しわなどに合わせて細い溝を彫ります。
そこに木綿で全体を入れこんだ後、衣裳の古代裂を木目込みして仕上げていきます。
二重に裂を張る事でとても優しく感じられる胴体になります。(二重木目込仕立)
オーダーメードになりますので割高になります。(年間3点受注可、納期6ヶ月)
一品物以外にも量産品の頭、胴体を使用して衣装だけをお客様のお好みに合わせて特別に制作することもお受けしております。
一品物と同じように木綿を全体に入れ込んだ後、古代裂や金襴を着せることも出来ます。
また、お客様の思い出の裂地を人形の一部分に着せることも可能です。(裂地、制作方法によって価格は変わってきます。納期は約3週間以内。詳細はお問い合わせ下さい。)
雛人形はすべて衣装一点物になります。
一品物と違い量産品の頭、胴体を使用していますが、二重に裂を張ることで裂の風合い生かす二重木目込仕立にて制作し、
裂には年月を経た古い着物の小裂を主に使用して、他に同じものがない衣装一点物として制作しておりす。そのため衣装により価格は変わってきます。
年月を経た裂の風合いを生かした衣装の人形を楽しんでいただくために、付属には黒台か黒台に燭代を付けたものにさせていただいています。
風合いのある衣装の人形とシンプルな付属で上品に仕上げております。節句のお祝いにはもちろん、季節を表すインテリアとしても長く楽しんでいただけます。
下記に掲載していない衣装の人形もお店にご用意していますのでお気軽にお問い合わせ下さい。)
卸、小売り等 御気軽にお問い合わせ下さい。
営業時間 | 10時~17時 |
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